山梨県青年司法書士協議会 代表あいさつ

山梨県青年司法書士協議会 関東ブロック研修会

実行委員長あいさつ

山梨県青年司法書士協議会 藤 原  彰 人<実行委員長>

令和元年度、関東ブロック山梨研修会、実行委員長の藤原と申します。
 さて、個人的な所感かもしれませんが、最近業界内に暗い話題が多くないですか?何か業界全体で暗い雰囲気を纏っていませんか?司法制度改革による弁護士の増加、その影響もあってなのか司法書士試験受験者の大減少、延いては大多数の受験会場の撤廃、さらには登記件数の減少傾向、いくつかの裁判例や立法による業際問題、IT技術革新による司法書士不要論……、僕ら司法書士の周囲を取り巻く現状から、明るい兆しを探し出す方が難しいのかもしれません。

 今まさに業界的な過渡期なのでしょう。比較的安定して140年以上続いたこの制度が、前代未聞の大きな大きな変化という時代の波に飲まれようとしています。多くの司法書士にとって経験に変わる拠り所は無く、変化を恐れ、安定した立ち位置を求める傾向にあるのでしょうが、もしかしたら、その感覚と目線は、これからの大革新時代には通用しないのかもしれません。未来の司法書士のために、きっと、今を生きている僕らが、懐に制度愛を持ってひと踏ん張りしなければならないのです!

 140年以上続いた司法書士制度の歴史の中で、根幹業務は不動産登記であり、さらにその最たる中心は、決済を含む不動産売買に関する業務であることは大多数の共通認識でしょう。ただ、このまま時代の波に何もなさずに飲まれていくと、数十年後には「昔は、不動産を買うのに司法書士に頼んで手続してもらったらしい、今は機械だね~」とか言われている状況になりかねないのではないでしょうか?数十年後も引き続き「不動産を買う時は司法書士に手続してもらう、だから安心だ!」と言われていなければですよね!大いなる先人たちが築き上げてくださった根幹業務を未来へと繋いでいく、それが今を生きる僕らの使命の一つなのではないでしょうか?

 関東ブロック内でダントツ小規模会の山梨県青司協のメンバーが、真剣に司法書士のこれからを考え、数十年後も引き続き不動産売買が司法書士にとって根幹中の根幹業務であり続けられるための、今できる第一歩を踏み出してみよう、そんな思いから企画し懸命に準備した研修会です!合宿と銘打ち青くさい心を思い返す、そんな風変わりな催しもいくつか用意しています!日本一の富士山の麓、標高1000m超、来年の東京オリンピック自転車競技会場でもあるリゾート地山中湖畔にて、よく学びよく遊ぶを体現する、夏の休日を過ごしませんか?

幹事長あいさつ

山梨県青年司法書士協議会 小 関  祐 美< 幹事長 >

みなさん、こんにちは!
山梨県青年司法書士協議会(山梨青司協)幹事長の小関と申します。

 本年7月、山梨県の山中湖畔で、全国青年司法書士協議会関東ブロック研修会が当会の担当で開催されることになりました。

 山梨青司協は、会員総数30名ほどの小規模、いや、零細会ですが、それゆえ会員相互の親睦・情報交換をメインに全員参加型で頑張っています。

 そんな当会が研修のテーマに選んだのは、ズバリ「売買」。やはり司法書士としての経験を積んでいくうえで、不動産登記のいわば基本ともいえる部分であり、これをキチンと自分のモノにしていくことが、人権擁護にもつながっていく。すなわち、青年司法書士が自らの事務所をしっかりと運営し、自らの人権を大事にしていけるようになれば、自然と他人のそれも尊重されていく、そのためにはまずみんなで自分の足元を固めよう、そんな思いからです。

 世間の変化するスピードはまことにめまぐるしく、ほんの少し前まで、簿冊のコピーを作ってもらうのに数十分待たされるのが当たり前だった時代から、副本申請ってなんですか、そして、AIで業界が消滅するんですか、もう、あっという間です。

 我々司法書士は、その間、財産管理として成年後見や民事信託、あるいは訴訟代理等々、多様な分野に進出していきましたが、やっぱりみんな、登記が好きなんです(でしょ?)

 私は、登記制度が社会の表舞台からちょっと外れていたとしても、そんな制度に関わっていることが誇らしい。みなさんが、自信をもって日常の業務に取り組めるよう、当会会員が全力で準備した研修会、ぜひ参加して下さい!!!

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